鉄遊館

東急電鉄

300系

走行音(全区間)(その1)(24.7MB★)

収録区間:世田谷線 下高井戸→三軒茶屋

走行音(全区間)(その2)(28.5MB★)

収録区間:世田谷線 三軒茶屋→下高井戸

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱2レベルIGBT)

 

1999(平成11)年に登場した世田谷線用の車両。旧型車をすべて置き換え、世田谷線はすべて本形式に統一された。本形式の導入とともに全駅のホームの嵩上げを実施し、出入口のステップを廃止することによりバリアフリー化を実現した。3台車2車体で、両端の台車が電動台車、中間の連結面の台車が付随台車となっている。なお、台車は旧型車をカルダン駆動化した際の台車がまだ新しかったため、その台車を流用している。制御方式はVVVFインバータ制御とされ、東急では初めて三菱製のVVVF装置を搭載した。

 

1000系

走行音(全区間)(33.2MB★)

収録区間:池上線 五反田→蒲田

制御方式:VVVFインバータ制御(東洋GTO後期)

走行音(1500番台)(全区間)(15.4MB★)

収録区間:多摩川線 蒲田→多摩川

制御方式:VVVFインバータ制御(東芝2レベルIGBT)

 

1988(昭和63)年に登場した車体長18m級、片側3扉の車両。東横線用の車両は8両編成を組み日比谷線直通列車を主とした運用に充当されていたが、現在は直通運転を取りやめたため全廃された。池上・多摩川線用の車両は3両編成で線内運用につく。車体長18mで線路規格の悪い地方私鉄では使い勝手が良いことから、東横線用だった編成を中心に多数が地方私鉄に譲渡されている。また、一部の車両は1500番台に改番の上、主要機器を換装されて池上・多摩川線に転用された。制御方式はVVVFインバータ制御だが、制御装置のメーカーが東洋電機となったことで、9000系とは全く異なる音となった。7600・7700系とも異なる音で、後に登場する京成3700形や東武20050系などと同じパターンの変調をする。1500番台は7000系と同等品の東芝製VVVFが搭載されていることもあり、7000系と似た音だが、主電動機が同車とは異なり種車のものが流用されているため中速域以降の雰囲気は異なる。

 

2000系

走行音(847KB)

収録区間:田園都市線 市が尾→藤が丘

走行音(急行)(1.68MB)

収録区間:田園都市線(急行) 溝の口→鷺沼

制御方式:VVVFインバータ制御(日立GTO後期)

 

1992(平成4)年に田園都市線の増発のために登場した車両。そのため、わずか3編成のみの製造に留まった。基本設計は9000系だが、車内デザインや冷房装置、床下機器など異なる部分もある。制御方式は9000系同様VVVFインバータ制御だが、装置は1C8M制御のできるものに変更されているため、音は全く異なる。日立GTO後期形の音だが、他社の車両に比べて変調が早い。歯車比も9000系より高いため、中~高速域の音も9000系より甲高い音となっている。現在は9020系に改造の上大井町線に転属になり、その際に機器更新が行われたためこの走行音は過去帳入りした。

 

2020系

走行音(全区間)(102MB★)

収録区間:地下鉄半蔵門線・田園都市線(急行) 押上→中央林間

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱SiC-MOSFET)

 

2018(平成30)年に田園都市線に登場した、老朽化の進む8500系などの置き換え用として登場した車両。田園都市線には保安装置の関係でこれまで東武線に直通できない編成もあったが、この車両の導入により全編成が東武直通対応となった。JR東日本のE235系をベースに設計されており、これまでの東急ではあまり採用されてこなかった三菱製のVVVF装置を積んでいる。E235系と似たような走行音ではあるが、駆動方式がE235系(TD駆動)とは異なりWN駆動となっているため、高速域のモーター音は異なる。

 

3000系

走行音(日立)(全区間)(120MB★)

収録区間:埼玉高速鉄道・地下鉄南北線・目黒線 浦和美園→日吉

制御方式:VVVFインバータ制御(日立3レベルIGBT)

走行音(東芝)(全区間)(その1)(52.1MB★)

収録区間:相鉄本線・いずみ野線 横浜→湘南台

走行音(東芝)(全区間)(その2)(84.3MB★)←new!!!

収録区間:目黒線・東急新横浜線・相鉄線 目黒→湘南台

制御方式:VVVFインバータ制御(東芝3レベルIGBT)

 

1999(平成11)年に登場した東京メトロ南北線・埼玉高速・都営三田線直通専用車。ワンマン運転に対応しており、東急ATSの他にATOを搭載している。東急では久しぶりの新車ということもあって、従来の車両とは大きく異なるデザインを採用していて、パノラマミックウインドウの採用により丸みを帯びたデザインが特徴。奇数編成は日立製、偶数編成は東芝製の制御装置を搭載していて、日立製は「キーン」という甲高い非同期音が、東芝製は「ヒュルヒュル」という非同期音が特徴。

 

3020系

走行音(全区間)(90.7MB★)

収録区間:目黒線・地下鉄南北線 日吉→赤羽岩淵

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱SiC-MOSFET)

 

2019(令和元)年に目黒線の輸送力増強および新横浜線開業を見据えて登場した車両。田園都市線用2020系や大井町線用6020系とは共通設計である。JR東日本のE235系をベースに設計されており、これまでの東急ではあまり採用されてこなかった三菱製のVVVF装置を積んでいる。E235系と似たような走行音ではあるが、駆動方式がE235系(TD駆動)とは異なりWN駆動となっているため、高速域のモーター音は異なる。

 

5000系

5000系走行音(全区間)(74.6MB*)←早朝の渋谷始発の列車で収録

収録区間:田園都市線 渋谷→中央林間

5050系走行音(全区間)(70.6MB★)

収録区間:東横線・みなとみらい線 渋谷→元町・中華街

5050系(4000番台)走行音(全区間)(83.8MB★)

収録区間:東横線・東急新横浜線・相鉄線 渋谷→湘南台

5050系走行音(5177F)(全区間)(109MB★)

収録区間:副都心線・東横線・みなとみらい線 和光市→元町・中華街

制御方式:VVVFインバータ制御(日立2レベルIGBT)

5080系走行音(全区間)(その1)(121MB★)

収録区間:目黒線・地下鉄南北線・埼玉高速鉄道 日吉→浦和美園

5080系走行音(全区間)(その2)(85.1MB★)←new!!!

収録区間:目黒線・東急新横浜線・相鉄線 目黒→湘南台

制御方式:VVVFインバータ制御(東芝2レベルIGBT)

 

2002(平成14)年に登場したJRE231系ベースの車両。まず5000系が半蔵門線押上開業と東武乗り入れに伴う運用増に伴って田園都市線に登場。次に5080系が東京メトロ南北線・埼玉高速・都営三田線直通用としてATOを装備し登場。さらに8000系置き換え用として東横線に5050系が登場した。現在では増備が進み、東急を代表する車両となっている。制御装置は5000・5050系が日立製、5080系は東芝製のものが採用されている。走行音はインバータは各形式とも各社のごく標準的な音。モーターは5050系の2編成を除き全形式共通で、高速域で金切声のような音を立てるのが特徴。5050系のうち5177F、5178Fの2編成は他の編成とは異なり全密閉モーターが採用されており、走行音も大幅に異なる。

 

6000系

走行音(全区間)(30.9MB★)

収録区間:大井町線(急行) 大井町→溝の口

制御方式:VVVFインバータ制御(東芝2レベルIGBT)

 

2008(平成20)年に登場した大井町線急行用車両。この形式は急行専用で、他の大井町線用車両とは異なる6両編成を組む。車体・機器は5000系列をベースとしているが、前面形状は全く異なるものとなっている。制御装置は東芝製で、走行音は、5080系とほぼ同じである。

 

7000系

走行音(全区間)(その1)(33.1MB★)

収録区間:池上線 五反田→蒲田

走行音(全区間)(その2)(15.3MB★)

収録区間:多摩川線 多摩川→蒲田

制御方式:VVVFインバータ制御(東芝2レベルIGBT)

 

2007(平成19)年に登場した池上・多摩川線用車両。5000系列をベースに、車体長を18mとした。車端部にボックスシートが設けられているのが特徴的である。短編成で機器の二重系化を図るためにVVVF装置とSIV装置が一体構造となっているのが特徴で、SIVが故障した際にVVVFのうちの1群をSIVとして使用可能な構造となっている。同装置は東芝製で、走行音は同じく東芝製のVVVFを搭載する5080系や6000系と似ている。

 

7600系

走行音(741KB)

収録区間:池上線 久が原→千鳥町

制御装置:VVVFインバータ制御(東洋GTO初期)

 

7200系をVVVFインバータ制御化した車両。改造時期は車両によってバラバラで、複雑な編成組み替えを伴った。池上線と東急多摩川線で運用されていたが、(新)7000系に置き換えられて全廃となった。制御装置は東洋製で、走行音はその初期形の標準的なもの。

 

7700系

走行音(7901F~7914F)(714KB)

収録区間:池上線 千鳥町→久が原

制御装置:VVVFインバータ制御(東洋GTO)

走行音(7915F・7715)(822KB)

収録区間:池上線 池上→蓮沼

走行音(7915F・7815)(665KB)

収録区間:池上線 御嶽山→久が原

制御装置:VVVFインバータ制御(東洋3レベルIGBT)

 

7000系をVVVFインバータ制御化した上に、冷房化改造して内装を更新した車両。当初は3両編成と4両編成が在籍していた。これを現在の全編成3両編成に統一する時に、サハが余剰となり、その一部は先頭車化・電動車化(一部)改造が行われて現在の7915Fとなった。この編成のみ他車とは異なり先頭形状が1000系に似た形状のものとなった。制御装置も東急として、そして製造会社である東洋電機としても初めてIGBT素子を使用した試作品が装備された。しかし、故障が頻発し、発煙事故も起きたため、この装置が量産車に搭載されることはなかった。走行音は、7901F~7914Fは、変化形とも言える音で、他社では聞くことが出来ない独特の音。7915Fは、一本調子の甲高い非同期音が特徴。京阪800系が似た音を立てる。一部の余剰車が十和田観光電鉄に譲渡されたが、同線の廃止に伴い東急に残った編成よりもひと足早くその役目を終えた。車齢が高かったこともあり東急在籍車も(新)7000系に置き換えられて全廃となった。最後まで東急に残った編成は養老鉄道に譲渡され、そちらでは現役で活躍している。

 

8000系

走行音(タイプ1)(全区間)(25.7MB*)

収録区間:東横線 渋谷→武蔵小杉

制御方式:界磁チョッパ制御

 

1969(昭和44)年に、世界初の界磁チョッパ制御車として登場した車両。制御方式以外にも、ワンハンドルマスコン、電気指令式ブレーキなど、日本初の新機軸を採用する意欲作である。当初は田園都市線用とされたが、直通規格に合わないことから主に東横・大井町線で活躍していたが、車令が高くなり廃車が進み、ついに全廃となった。3タイプのモーター音があるのが特徴で、ここでは最後まで東横線に残った編成の走行音を公開する。全タイプの走行音は音が同じ下の8500系の項をご覧頂きたい。

 

8500系

走行音(タイプ1)(全区間)(76.1MB★)

収録区間:田園都市線 渋谷→中央林間

走行音(タイプ2)(全区間)(74.6MB★)

収録区間:田園都市線 渋谷→中央林間

走行音(タイプ3)(全区間)(74.1MB★)

収録区間:田園都市線 渋谷→中央林間

制御方式:界磁チョッパ制御

走行音(VVVF車・タイプ1)(925KB)

収録区間:田園都市線 たまプラーザ→あざみ野

制御方式:VVVFインバータ制御(日立GTO中期)

走行音(VVVF車・タイプ2)(932KB)←タイプ1の音も混ざって聞こえてきている

収録区間:東京メトロ半蔵門線 住吉→錦糸町

制御方式:VVVFインバータ制御(日立GTO後期)

 

1975(昭和50)年に、8000系を田園都市線用に仕様変更して登場した車両。主要機器は基本的に他の8000系列と共通だが、4両だけVVVF制御の車両も存在していた。高運転台のため、前面形状は8000系とは異なっている。5000系および2020系の登場により廃車が進行しており、初期車の一部は長野電鉄などに譲渡されている。走行音は、界磁チョッパ制御の車両(ほとんどが該当)は8000系と全く同じで、3種類。8000系同様、車両による個体差も結構ある。VVVF車は他では聞けない特殊な変調パターンが特徴だったが、廃車になった。音は2タイプあり、8799,0802は相鉄8000系のような変調パターンの音で、0718,0818は2000系と似た変調だが減速時の変調が少なかった。

 

9000系

走行音(全区間)(その1)(71.3MB*)

収録区間:東横線・みなとみらい線 渋谷→元町・中華街

走行音(全区間)(その2)(37.6MB★)

収録区間:大井町線 大井町→溝の口

走行音(全区間)(その3)(36.8MB★)

収録区間:大井町線 溝の口→大井町

制御方式:VVVFインバータ制御(日立GTO初期)

 

1986(昭和61)年に登場した車両。この車両ではいろいろと画期的な試みもなされており、6000系で試験されたVVVFインバータ制御の本格採用や車端部のクロスシートの設置などがそれである。制御装置には日立製のものが採用されていて、変調もそのごく標準的なものなのだが、回生ブレーキの作動範囲が広く失効直前に同社製のIGBTの純電気ブレーキ時の「逆相モード」の如く非同期音が鳴るのが特徴。みなとみらい線直通に伴いリニューアルが行われ、扉上に次駅表示機が設置されたりドアチャイムが取り付けられたりしている。東横線を中心に運用されていたが、現在は全編成が同線からは撤退し、大井町線で活躍している。

 

9020系

走行音(全区間)(38.1MB★)

収録区間:大井町線 大井町→溝の口

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱SiC-MOSFET)

 

田園都市線用2000系の大井町線への転用に伴い、大規模な改造を行い2019(平成31)年に登場した車両。ただ10両編成を5両編成に短縮した、というわけではなく、内装のリニューアルやVVVF装置・主電動機の換装など足回りの更新が行われている。更新後のVVVF装置は改造当時に増備中の田園都市線用新車、2020系と同様に三菱製となり、SiC-MOSFET素子を採用したものとなった。主電動機は新型の全閉形のものになっている。というわけで2020系のような音になった、と言いたいところだが、非同期音の音程が2020系より低いほか、ブレーキ緩解音が改造前のままであるため、2020系とはかなり雰囲気が異なる。


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