鉄遊館

長野電鉄

1000系

走行音(客室内)(全区間)(71.6MB★)

収録区間:A特急「ゆけむり」 湯田中→長野

制御方式:抵抗制御

 

元小田急ロマンスカー10000形で、特急「ゆけむり」用車両である。導入当時老朽化が進行していた特急用車両2000系の置き換え用として導入された。本系列は特急「ゆけむり」としてのみ運用され、間合い運用は存在しない。したがって、乗車するためには必ず特急券が必要になる。導入時に編成を11両→4両に短縮し、信州中野~湯田中間の急こう配に対応するための抑速ブレーキの設置などの改造が行われているが、車体や内装はほとんど小田急時代のままで運用されている。主電動機も小田急時代のものがそのまま利用されているため、走行音も小田急時代と変わっていないと思われる。ハイデッカー構造で床が嵩上げされていることと空調音の影響もあり、モーター音は客室内からだと殆ど聞こえない。

 

2000系

走行音(モーター未換装・D編成)(その1)(2.81MB)

収録区間:須坂→小布施(特急)

走行音(モーター未換装・D編成)(その2)(3.58MB)

収録区間:小布施→信州中野(特急)

制御方式:抵抗制御

主電動機:MB-3032-A(75kW)

 

走行音(モーター換装・A編成)(1.48MB)

収録区間:桜沢→延徳

制御方式:抵抗バーニヤ制御

主電動機:MB-3054(75kW)他

 

1957(昭和32)年に登場した、当時としては画期的な設備と技術の長電特急用車両。長電初の高性能車で、狭軌では富士急3100形に続く日本で2番目のWN駆動車である。狭軌WN駆動では初めて75kwのモーターを装備した。この車両の登場に伴い、さらに改良を加えながら狭軌WN駆動車は大手私鉄を中心に全国に登場した。車体は名鉄5000系をモデルとした前面2枚窓・片側2扉のもの。座席には、当時の普通車では珍しく回転クロスシート(現在は固定)を採用した。A~D編成の4編成が登場したが、B編成は廃車、A編成は足回りを営団3000系のものと交換している。走行音は、B~D編成は、国鉄急行形に似た起動時のうなりと、高速域での独特の繊細な音色が特徴。足回りが交換されたA編成は、後述の3500形と同じモーター音。また、警笛も独特の音色である。今後、2000系は元小田急ロマンスカー10000形の1000系によって置き換えられる予定。

 

2100系

走行音(デッキ)(全区間)(62.6MB★)

収録区間:A特急「スノーモンキー」 長野→湯田中

制御方式:界磁添加励磁制御

主電動機:MT61(120kW)

 

元JR東日本「成田エクスプレス」用253系で、「スノーモンキー」の愛称を持つ。導入当時老朽化が進行していた特急用車両2000系の置き換え用として導入された。本系列は特急「スノーモンキー」としてのみ運用され、間合い運用は存在しない。したがって、乗車するためには必ず特急券が必要になる。3両編成2本が在籍しており、1000系「ゆけむり」とは運用が分けられている。改造内容はトイレ・洗面所を撤去し、ドアに凍結防止用レールヒーター・ドアチャイムを設置、連結器を交換したくらいで、おおむねJR時代同様の姿を保っている。湯田中方先頭車に設置されている4人用個室も活用されており、指定席となっている。走行音は空調装置の音が大きいため、客室内ではモーター音は殆ど聞こえない。デッキでも起動時に微かに聞こえる程度となっている。

 

3000系

走行音(全区間)(40.0MB★)

収録区間:長野→須坂

制御方式:VVVFインバータ制御(三菱2レベルIGBT)

 

元東京メトロ日比谷線03系で、長野電鉄には2020(令和2)年の登場。元営団3000系の3500系を置き換えるために譲渡された。両者とも元日比谷線用で、日比谷線を追われた車両同士で30年後に長野の地で置き換えが行われることになった。譲渡時の改造で抑速ブレーキが追加されており、急こう配の連続する信州中野~湯田中間にも乗り入れ可能である。車体や内装はほとんどそのまま使用されており、東京メトロ時代の雰囲気を色濃く残している。足回りは、日比谷線時代の8両編成から3両編成に編成を短縮のため長野寄り先頭車の電装、補助電源装置や空気圧縮機の移設が行われている。VVVFインバータ装置は東京メトロ時代にチョッパ制御から機器更新が行われて使用された三菱製の装置をそのまま使用しており、東京メトロ時代と変わらぬ音を立てて走る。

 

3500系

走行音(長野線ワンマン・全区間)(38.8MB*)

収録区間:長野→須坂

走行音(屋代線ワンマン・全区間)(21.7MB)

収録区間:屋代→須坂

制御方式:抵抗バーニヤ制御

主電動機:MB-3054(75kW)他

 

元営団日比谷線3000系。前面形状から、「マッコウクジラ」と呼ばれている。営団3000系の足回りは、富山地鉄や富士急行などかなりの数の私鉄に譲渡されたが、車体ごと譲渡されたのは長電のみである。登場が1961(昭和36)年と古く、老朽化も進んできていることから、8500系(元東急8500系)および3000系(元東京メトロ03系)によって置き換えが行われている。走行音は、営団の抵抗制御車特有の甲高いモーター音が特徴。車両によってかなり個体差があるようだ。

 

8500系

走行音(全区間)(65.9MB*)

収録区間:長野→信州中野

制御方式:界磁チョッパ制御

 

元東急8500系初期車。10両編成から3両編成に編成短縮され、長野~信州中野間で活躍している。信州中野~湯田中間には急こう配の関係で乗り入れていない。ドア上の案内表示機やドアチャイムの設置など小改造されてはいるもののカラーリング含めおおむね東急時代の雰囲気を留めている。自動放送の音声は3500系とは異なる声優のものを使っている。走行音は東急時代より加速度が落とされている関係もあり全体的に間延びした感じの音となっており、限流値が下げられたのかモーター音も少し小さくなっている。なお、弾丸!!音鉄紀行さん、牟岐海岸鉄道さんでも全く同じ車両番号の車両で録った走行音が公開されている。


前のページへ戻る