鉄遊館

国鉄型車両

キハ31形

走行音(全区間)(30.4MB*)

収録区間:後藤寺線 新飯塚→田川後藤寺

機関:DMF13HS(250PS/1900rpm)

変速機:TC2A又はDF115A(変1,直1)

 

1987(昭和62)年に九州地区用として登場した気動車。国鉄時代に設計された車両だが民営化を見越した設計であり、民営化された後にも増備が行われている。廃車発生品を多用しているのが特徴で、製造コスト削減が図られている。車体は18m級で、ステンレス製。側面には座席配置に合わせた小窓がずらりと並ぶ。座席は新幹線0系の廃車発生品で、転換クロスシートとなっている。ただし、後年交換が行われたり一部がロングシート化された車両も登場している。トイレは無い。足回りも廃車発生品が多用されているが、機関は当時としては新型のものを搭載している。走行音は同時期に登場したキハ32形やキハ54形などと基本的に同じで、単調なエンジン音が続く。

 

キハ32形

走行音(全区間)(その1-1)(83.2MB★)

収録区間:予土線 窪川→江川崎

走行音(全区間)(その1-2)(94.6MB★)←その1-1の続きです。

収録区間:予土線 江川崎→宇和島

走行音(全区間)(その2)(177MB★)

収録区間:予土線 宇和島→窪川

機関:DMF13HS(250PS/1900rpm)

変速機:TC2A又はDF115A(変1,直1)

 

1987(昭和62)年に登場した両運転台・1エンジンの車両。国鉄時代の製造だが民営化を見越した設計である。車体は16m級で、当時の第3セクター鉄道向けのものをベースとしている。足回りは廃車発生品の流用となっている。車内はオールロングシートで、トイレは無い。四国にのみ在籍していて、現在は予讃線・内子線・土讃線・予土線で活躍している。走行音はキハ54形0番台と全く同じで、ドアをロックする音が大きいのが特徴。小型車体とはいえ1エンジンのためキハ54よりも性能は悪い。

 

キハ35系

走行音(機関換装・長区間)(59.3MB*)←3両編成最後尾にて収録のため久留里~馬来田間ドア扱いなし。同区間で聞こえるドア開閉音は隣のキハ38のもの。

収録区間:久留里線 久留里→木更津

機関:DMF14HZ(250PS/2000rpm?)

変速機:TC2A又はDF115A(変1,直1)

 

1961(昭和36)年に登場した通勤形気動車。大都市近郊の非電化区間用として登場した。電車の101系の設計思想を気動車に反映し、客用扉は両開き、座席はオールロングシートとなっている。ただし、客用扉に関しては運用する路線のホーム高さの関係でステップを取り付ける必要があり、101系とは異なる片側3箇所とされたほか、戸袋を持たない外吊り式となった。そのため、外観は本形式独特の、客用扉が目立つものとなった。足回りに関しては同時期に登場したキハ58系に準じているが、本形式に2エンジン車は存在しない。形式は両運転台のキハ30、片側運転台・トイレ付きのキハ35、片運転台・トイレ無しのキハ36に分かれている。現在はほとんどが廃車となり、キハ30が3両のみ久留里線に在籍する。またキハ35と36はJR線上からは全車撤退したものの、関東鉄道に一部が譲渡され、それらがまだ在籍する。譲渡車含め、現在稼働中の全車が機関換装などの更新改造が行われている。走行音は、足回りが共通のキハ58系列と同じ音が鳴っているものの、車体構造の関係で聞こえ方がやや異なる。

 

キハ38形

走行音(2.43MB)←起動時の「ガガガガ」という異音はいったい・・・

収録区間:久留里線 下郡→小櫃

走行音(全区間)(35.1MB,容量注意)

収録区間:久留里線 上総亀山→木更津

機関:DMF13HS(250PS/1900rpm)

変速機:TC2A又はDF115A(変1,直1)

 

1986(昭和61)年に登場した通勤形気動車。老朽化した一部のキハ35系を置き換える目的で同系から部品を流用して改造された。側窓などにバス用の部品を利用することによりコスト削減を図っている。客用扉や座席の配置はキハ35系をベースとしているが、客用扉は外吊り式ではないため大きく印象は異なる。機関は同時期登場のキハ32やキハ54と同じものであり、変速機や台車も同じであるため、走行音もそれらの系列と同じである。廃車は出ていないが元々改造輛数が7両と少なく、稼動路線も久留里線のみという希少車種となっている。

 

キハ40系

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キハ52形

100番台走行音(全区間)(50.5MB*)

収録区間:大糸線 糸魚川→平岩

機関:DMH17H(180PS/1500rpm)

変速機:TC2A又はDF115A(変1,直1)

 

キハ52形はキハ20形の勾配線区バージョンで、機関を2台搭載しているために車体長が窓1つ分長い。機関は初期の0番台は縦型のDMH17Cを搭載していたが、後期の100番台は時代の流れからか横型のDMH17Hを搭載している。なお、0番台はすでに全車引退している。走行音はキハ58系などと同じこの頃の気動車の標準の音であるが、最近はこのような音を立てる車両もだいぶ少なくなってきた。なお、この収録を行った区間はひたすら上り勾配のためエンジンも停車直前まで唸りっぱなしである。また雪のためにジョイント音はほとんど聞こえない。また収録した車両はリバイバルということで車体塗色が一般色になっていたりするのだが車内からDMH17系列のエンジンの特徴でもある「カランカラン」というアイドリング音がほとんど聞こえないのが特徴のようだ。車外からなら聞こえるのだが・・・。

 

キハ54形

走行音(四国仕様・原型変速機)(2.18MB)

収録区間:予讃線 上宇和→伊予石城

機関:DMF13HS(250PS/1900rpm)

変速機:TC2A又はDF115A(変1,直1)

走行音(北海道仕様・変速機換装車)(全区間その1)(81.8MB*)

収録区間:留萌本線 留萌→深川

走行音(北海道仕様・変速機換装車)(全区間その2)(120MB★)

収録区間:根室本線 根室→厚岸

走行音(北海道仕様・変速機換装車)(全区間その3)(67.1MB★)←その2の続きです。

収録区間:根室本線 厚岸→釧路

機関:DMF13HS(250PS/1900rpm)

変速機:N-DW54(変1,直2)

 

1986(昭和61)年に登場した、両運転台、2エンジンの気動車。国鉄時代の製造だが民営化を見越した設計で、ワンマン化が容易な車内構造となっている。現在では全車ワンマン運転対応となった。製造コスト削減のため、変速機や台車に廃車発生品を使用している。四国と北海道に在籍していて、前車が0番台、後者が500番台に区分される。そのうち後者に関しては、現在では廃車発生品の変速機・台車を新品に交換、座席・便所も更新されて運用されている。走行音は、元々は全車キハ185系などと同じタイプの音だったが、前述の更新により500番台は新世代気動車と同じような音を立てるようになった。0番台はキハ32同様ドアをロックする音が大きいのが特徴。

 

キハ58系

走行音(キハ58・原型機関 その1)(全区間)(68.9MB*)

収録区間:高山本線 猪谷→富山

走行音(キハ58・原型機関 その2)(1.65MB)

収録区間:予讃線 八十場→鴨川

走行音(キハ28・原型機関)(3.33MB)

収録区間:高山本線 東八尾→笹津

機関:DMH17H(180PS/1500rpm)

走行音(キハ58・機関換装カミンズ)(2.61MB)

収録区間:米坂線 越後下関→越後大島

走行音(キハ28・機関換装カミンズ)(2.24MB)

収録区間:米坂線 荻生→羽前椿

機関:DMF14HZ(250PS/2000rpm?)

変速機:TC2A又はDF115A(変1,直1)

 

1961(昭和36)年に登場した、急行形気動車の大ヒット作。1969年まで1823両も製造され、全国各地を走り回った。バリエーションも豊富で、北海道用、横軽通過対応車、修学旅行用なども存在していた。急行運用は「みよし」が最後で、晩年はもっぱら普通列車としての運用が中心だった。車体などにアスベストを使用していることもあり、廃車が急速に進んだ。急行運用が減っていったこともあり、ジョイフルトレインに改造された車両も多く存在した。足回りは、当時標準の機関DMH17Hと変速機TC2A又はDF115Aを組み合わせで、台車は急行形ながらコイルバネのDT22となった。走行音は、独特のアイドリング音が特徴。車外からだとよく聞こえるが、エンジンが横型になったため車内からはキハ10系やキハ20系ほどはっきり聞こえない。JR東日本の車両は機関が換装されて音が大きく変わっている。

 

キハ65系

走行音(2.69MB)

収録区間:土讃線 黒川→塩入

機関:DML30HSD(500PS/1600rpm)

変速機:DW9(変1,直1)

 

1969(昭和44)年に登場した急行形気動車。当時キハ58系列の冷房化が推進されていたが、キハ58には冷房用電源の搭載スペースが無かった。また電源搭載のキハ28を連結すると急勾配などの存在のため運転に大きな障害となってしまうといったケースに対処するために製造された。キハ58と併結して運転することが前提として製造されたため、便所・洗面所の設備は無い。機関は特急形キハ181系と同系列の、新開発の大出力機関が搭載され、その結果電源装置の搭載スペースを確保することができた。車体は12系客車がベースとなっているため、キハ58系列とは異なるスタイルをしている。走行音は、起動時の唸りと、力強いエンジン音が特徴。キハ58との併結時の相性は実際はそれほど良くないようだ。

 

キハ66系

走行音(機関換装後)(2.04MB)

収録区間:長崎本線 浦上→西浦上

走行音(機関換装後)(長区間)(24.2MB,容量注意)

収録区間:大村線 竹松→早岐

機関:DMF13HZA(450PS/2000rpm)

変速機:DW14H(変1,直2)

 

1975(昭和50)年に、山陽新幹線博多開業に先立ち北九州地区に登場した気動車。国鉄の通勤・近郊列車用として当初から設計された車両としては初の転換クロスシート装備車であり、後の117系電車の登場にも影響を与えている。このため、一般形気動車ながら当時の急行形を凌ぐ客室設備となり、国鉄時代では急行運用もあった。製造コストの高さや軸重が重い関係で本格増備には至らず、長らく筑豊本線や篠栗線といった路線のみで運用されてきたが、2001年の両線の電化に伴い長崎地区に転属。現在も同地区を中心に活躍する。足回りはキハ65形やキハ181系などと同系列の大出力機関を搭載していたが、老朽化に伴い変速機とともに新潟製の機関・変速機に換装された。走行音も元々はキハ65形などのような音であったと思われるが、現在では前述の機関換装に伴い新世代気動車のような走行音となっている。

 

キハ183系

走行音(キハ182形500番台)(全区間その1)(156MB★)

収録区間:石北本線 「大雪」3号 旭川→遠軽

走行音(キハ182形500番台)(全区間その2)(149MB★)

収録区間:石北本線 「大雪」3号 遠軽→網走

機関:DML30HSJ(550PS/2000rpm)

変速機:DW12A(変1,直1)

走行音(キハ183形4550番台)(長区間その1)(161MB★)

収録区間:石北本線 「オホーツク」4号 網走→遠軽

走行音(キハ183形4550番台)(長区間その2)(163MB★)

収録区間:石北本線 「オホーツク」4号 遠軽→旭川

機関:DMF13HZ(330PS/2000rpm)

変速機:DW13A(変1,直1)

 

1979(昭和54)年に試作車が北海道に登場した特急形気動車。1981(昭和56)年に量産車が登場し本格的に運用開始され、1986(昭和61)年に各部にマイナーチェンジの施された500・1500番台が登場した。改良を加えながら増備され、後天的な改造が多いこともあり、登場時期によって外観や内装、足回りが大きく異なっている。初期製造のグループはキハ261系の増備により完全に置き換えられ、500・1500番台以降の車両も置き換えが進む。長区間その1,その2で収録の4550番台は、1500番台に最高速度120km/h対応がなされた1550番台に、最高速度130・120 km/h 両用仕様とするためのブレーキ関係の改造を施したため+3000を付番したものである。定期特急では石北本線方面の「オホーツク」「大雪」のみで運用され、繁忙期には各種臨時列車にも充当される。

 

キハ185系

走行音(全区間)(102MB*)

収録区間:徳島線 「剣山」12号 阿波池田→徳島

機関:DMF13HS(250PS/2000rpm)

変速機:TC2A又はDF115A(変1,直1)

 

1986(昭和61)年に四国に登場した特急形気動車。普通運用も意図していたため片側2扉となった。現在は2000系の大量投入により、普通専用の編成も登場しているほか、JR九州に譲渡され、大幅なリニューアルを施された車両も存在する。変速機など一部の機器は廃車発生品の流用である。機関は新潟製のもので、国鉄末期の気動車ではおなじみの形式。走行音は、単調なエンジン音がひたすら続くのみで、これといって目立った特徴も無い。

 

国鉄型車両

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