鉄遊館

WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)

MF100形

走行音(全区間)(60.7MB★)

収録区間:宮福線 福知山→宮津

機関:6H13AS(250PS/1900rpm)

変速機:TACN-22-1100(変2,直1)

 

1988(昭和63)年、北近畿タンゴ鉄道の全身の宮福鉄道が宮福線を開業したときから使用されている車両。宮津線が開業し、社名も変わった現在でも宮福線用として活躍しており、宮津線用のKTF700・800形とも併結が可能である。座席は簡易リクライニングシートとなっており、普通列車用としてはかなりグレードが高い。近年、混雑対策からか座席の一部はロングシートとなっている。全車富士重工製だが、機関・変速機など足回りには新潟鐵工所製のものが多用されている。走行音も当時の新潟鐵工所製NDCと同じ音となっている。機関出力がそれほど高くないためか、籠もったようなエンジン音となっていて、変速機の音がよく聞こえる。

 

KTR001形

走行音(全区間)(81.1MB★)

収録区間:宮豊線 特急「たんごリレー」86号 豊岡→天橋立

機関:SA6D125H(330PS/2000rpm)

変速機:TACN-22-1604A(変1,直2)

 

1990(平成2)年、宮津線の3セク化に伴い、KTRの看板列車用として登場した特急型車両。「タンゴエクスプローラー」の愛称を持つ。当初はJR線の京都や新大阪まで、愛称と同名の特急列車として乗り入れていた。現在は乗り入れは中止され、KTR線内のみの特急「たんごリレー」が主な活躍の場となっている。客室がハイデッカー構造となっているのが特徴で、屋根肩部分まで伸びた側窓と相まって車窓からの眺望は大変良い。機関は小松製を1両あたり2台搭載し、変速機は新潟製。特急型らしく性能は良いが、宮津線では線形が悪くその性能をなかなか生かしきれない。ハイデッカー構造のためエンジン音は聞こえにくく、老朽化のためかあちこちからガタガタミシミシと雑音を発しながら走る。

 

KTR700形

走行音(3.70MB)

収録区間:宮舞線 東雲→四所

機関:6H13AZ(330PS/2000rpm)

変速機:TACN-22-1603B(変2,直1)

 

1989(平成元)年、宮津線の3セク化に伴って登場した車両。宮津線を中心に活躍するが、宮福線に乗り入れる運用もある。宮津線用のMF100形と併結が可能である。座席は転換クロスシートとなっており、座席配置に合わせた2連窓がずらりと並ぶ外観が特徴となっている。MF100形同様、富士重工製ながら新潟鐵工所製の部品を多用した足回りとなっている。機関はMF100形よりやや強力なものとなっており、変速機形式も変わっている。走行音は、MF100形より機関出力が大きくなったためか、同形に比べはっきりエンジン音が聞こえるようになった。

 

KTR8000形

走行音(全区間その1)(94.5MB★)

収録区間:JR山陰本線 特急「はしだて」9号 京都→綾部

走行音(全区間その2)(55.6MB★)

収録区間:JR山陰本線・宮津線 特急「はしだて」9号 綾部→宮津

機関:SA6D125H-1A(330PS/2000rpm)

変速機:TACN-22-1604C(変1,直2)

 

1996(平成8)年、福知山~天橋立間電化開業とともに運転開始した特急型車両で、「タンゴディスカバリー」の愛称を持つ。2両固定編成で、KTR001形とは異なり床はフラットな構造となり、分割・併合が可能なように先頭部に収納式の貫通路が設けられた。内装のグレー系の配色といいどちらかといえばビジネス利用を考慮したと言えるが、先頭部に展望が利く大型窓を備えたフリースペースも設けている。足回りはKTR001形をベースに同系列の改良型の機関・変速機を装備するが、ハイデッカー構造ではないため走行音の響きは大幅に異なり、JR四国2000系や智頭急行HOT7000系のような迫力のある音が聞ける。水戸岡鋭治氏デザインによるリニューアル工事が進行中で、施工された車両には「丹後の海」に愛称名が改名され、内外装ともに大幅に改装されて同氏らしいカジュアルな装いとなった。


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